遺品整理お役たち情報

正式発注前にやるべきこと|遺品整理の見積りで1〜2割安くする交渉術

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遺品整理の料金は「見積りで出された金額がすべて」と思っていませんか。
実は、見積りの取り方やちょっとした交渉の工夫によって、1〜2割お安くなることは決して珍しくありません。
大切なのは強引に値切ることではなく、相手の立場を理解しながら「下げられませんか」と一言添えること。
さらに、作業日程や事前準備の仕方など、業者にとって助かる条件をこちらから示すだけで、自然に値引きが叶うケースが多いのです。
本ページでは、遺品整理の見積りで差が出る理由と、安心して使える交渉術を具体的にご紹介します。


交渉に入る前に、まずは 価格・サービス・接客姿勢 に納得できる業者を選ぶことが大切です。
そのまま発注しても良いのですが、ここてちっと交渉してみるとよいでしょう。軽い調子で「少し値段下がりませんか?」と穏やかに尋ねるのは自然な流れです。
ここで注意したいのは、強引に迫って交渉し契約が白紙になってしまえば元も子もありません。
値下げに応じてもらえたら、その場で即答し契約へと進めます。

遺品整理料金 ― 値段交渉の腹の探り合い

遺品整理の見積りでは、最初に出てきた金額は「上限」ではなく「様子見の提示」であることが少なくありません。
ここで気をつけるべきは、自分から具体的な値下げ額を言わないことです。

  • X「3万円下げてください」と伝える
     → 相手は「2万円なら…」と返してきて、結局こちらが折れる形になる
  • X「あと5万円は無理ですよね?」と探る
     → 相手に「その金額までは下げられない」と線を引かれてしまう
  • ◎ 「もう少し下げられませんか?」とだけ聞く
     → 相手が自発的に「では◯万円引きます」と出すまで待つ
    提示してきた金額に少し下げ幅をプラスして交渉すると良いですね。

実際の流れ(例)

  1. 業者「見積りは40万円です」
  2. ご遺族「もう少し下げられませんか?」
  3. 業者「では37万円でどうでしょう」
  4. ご遺族(心の中で “まだ余地あり” と読む)

決してしてはいけない値引き交渉

遺品整理は料金交渉で安くなる余地がありますが、やり方を間違えると逆効果になり、作業の質が落ちたり、業者から断られることすらあります。次のような交渉は避けてください。

X値下げだけさせて契約しない

「下げてもらえますか」と言って値下げさせ、その場で決めずに保留する行為。
業者側は「本気度が低い」と判断し、次の交渉に応じなくなります。

X相手が納得できない強引な値下げ

「あと○万円引けないと頼まない」と強引に迫ると、サービス内容を削られたり、当日追加料金を請求されたりとリスクが高まります。

X「どうせゴミでしょ」といった態度で交渉

「売れるんじゃないの?」「ゴミにお金かからないでしょ?」と相手の弱みを突くような言い方はNG。
信頼関係が崩れ、丁寧な作業や配慮が得られなくなります。

X他社の価格を持ち出す

「A社は30万円だった」と他社の見積りをそのままぶつけるのも避けましょう。
多くの業者は「それならそちらに頼んでください」と交渉を打ち切りになってしまいます。

無理のない納得する価格交渉術 ― 相手が助かる条件を示す

これらのうち一部でもクリアしていただければ、通常より1〜2割ほどお安くなるケースが多いです。
強引な値切りではなく、お互いに助かる条件を整えることが、最良の価格交渉術といえます。

  1. 土曜日を避ける
     日曜は処分場が休みのため、土曜回収は倉庫での仮置きが必要になり、業者に負担が増えます。
     平日や処分場に直行できる日を選べば、効率が上がり料金も抑えられます。
  2. オンライン見積りを活用する
     事前にオンラインで概算を確認し、現地見積りの場で即契約に進めれば、業者の見積りコストを抑えられます。
     結果として、見積額にも柔軟に反映してもらいやすくなります。
  3. 事前に仕分けしておく
     「残す物」「廃棄する物」をあらかじめ区分けしておけば、仕分け作業の人員が減り、作業コストが下がります。
  4. 処分費の高いものを自分で処理しておく
     飲み残し入りペットボトル・生ごみなどは処分費が高め。
     これらを事前に片付けておくだけで、費用を抑える効果があります。
  5. 作業日程を業者に任せる(鍵を預ける)
     3日以上かかる大規模整理なら、カギを預け「1〜2週間のうち都合の良い時に作業してください」と伝える。
     業者は作業班の空き時間に効率よく組み込めるため、大幅な値引き交渉の材料になります。

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遺品整理で実際にあった事例のご紹介

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