市区町村(生活保護者)の家財処分

【編集部厳選】思いでの残る生活保護者の家財処分

お見積り・問い合わせ 
料金のご案内

何とか救うことができなかったか後悔している家財処分でした

よくお声をかけていただくケースワーカーさんからのお仕事です。お役所で生活保護者の方をお世話し、施設に入所したさいに使っていた家財を「家財処分料として」私たちに家財の処分を依頼するお仕事です。今回は、訳ありでした。生活保護受給者は、80歳以上の女性です。病院に入院してもう戻ることがないということで、アパートを引き払うことになりました。ケースワーカーさんと見積もりのために現地で待ち合わせしました。

何故か、本人一人のはずが、娘さんが同居していた


本来は、入院している80代の女性は、一人暮らしです。生活保護費も一人分です。しかし、娘さんが同居していたのです。1年ほど前からといっていました。ケースワーカーは、その娘さんにこちらの部屋は、1週間後に明け渡すので、荷物をもって出ていくようにと話をして、何を持っていくかをお聞きしました。

すると。まだ準備できていないと娘さんがごねだしました。支離滅裂な話で、見積もりを行うことができません。このアパートを管理している会社の社長によると家賃も8か月以上払っていないということで、31日には、強制退去を行うといっていました。しかし、娘さん、その催促にも関わらず居座り続けています。結局当日は、見積もりできずに、3日後に再度説得とミ見積もりにお伺いすることにいたしました。

部屋に残っている物は、全部撤去しますと言い渡す

3日後何とか見積もりを行いました。娘さんは、この日も支離滅裂な話を連発しています。このタンス処分しますよ。というと残して、いるものだから、といいます。どこにもっていくのと聞くと母の病院という。こんな大きなもの病院にもっていけないですよ。誰が持っていくのと言えば、今度は、私の必要な衣類があるから。処分しては、ダメという。
結局話しても無理なので、30日に部屋に残っている物は、すべて撤去しますから、と言い渡しで引き上げました。

撤去当日は、予想していた通り大変な一日でした

本来何もなければ、2人のスタッフでトラックは、2台のトラックで終了する仕事でしたが、作業はスムーズに進まないとみて3名のスタッフでお伺いしました。伺うとやはり生活していたままで、娘さんの荷物も整理されていません。集まった関係者は、こちら3名とケースワーカーさん、管理会社の社長です。私たちが、娘さんとやり取りがスムーズに進まないのを見て、娘さんに言い含め全部良いからやってくれと言いました。そこで、撤去しても娘さんが何も言わない、関心のない家財は、トラックに乗せました。娘さんがだめというものは、とりあえず部屋の外に運びトラックの近くにおいておくことにしました。とりあえず、部屋の家財を全て外に出す作戦です。そうすれば、娘さんも踏ん切りかつくのではないかと思ったのです。

作戦が効して4時半には目途が立ちました

その作業中でも娘さんは何度も何度も「あれはどうした、ここにあったのどうした」と聞いてきます。何回か作業は、中断されましたが暗くなる前には終了し部屋を空にでき管理会社の方が確認とカギをかけるためにやってきました。手元にあるカギをみんな返却し、部屋には、誰も入れなくなりました。

後悔したお話の内容は、ここからです

私たちのお仕事は、ここまでで終了です。しかし。ケースワーカーさんも私たちも後味の悪い気持ちが残っていました。

ワーカーさんから聞いたお話とご本人から聞いたお話
住所は、松本市です。結婚されていたといいます。松本には、兄弟がおります。離婚して母親の部屋に同居したようです。ここまで抵抗して部屋に居座ったのは、部屋もなく、兄弟に頼ることができないようでした

娘さんの支援ができなかったのが悔やまれます
部屋を追い出された娘さんは、ケースワーカーの話によると、当日は、玄関前に座り込んで野宿したそうです。翌日は、アパートの前で日中座り込んでいたのを見かけたが、3日目には、アパートから姿が見えなくなったと聞きました。
ケースワーカーさんは、住民票があれば、生活保護の申請ができたけど、松本市でこちらでは何もしてあげられなかった。

その後 娘さんがどんな生活をしているかわかりません。ただ、作業中に娘さんは、お兄さんと携帯で話していました。もし、お兄さんがが迎えに来てお世話していれば、良いなと思います。

生活保護者の家財処分に積極的に参加しております。お見積り日時の調整を積極的に行い、お伺いしております。役所の家財処分をスムーズに進めたいお身内の方は、こちらの手引きを参考にしてください。

どんな会社が運営しているの

組織運営者は、どんな会社・どんな人がこの記事書いているの(リンクは、総合ページに飛びます)
実績20年で安心できる会社です。書いている人は、20年の経験を積んだ第一線で活躍した人が書いています。

編集部おすすめ記事
お身内の方に痴呆症の方がいる時の不動産の相続や売却のことが心配の方へ
身内の方に認知症の方がいるご家族へ、実家売却大丈夫?
大きな負担がかかる遺品の整理と生前整理の始め方の基本を知りたい方へ
遺品整理・生前整理をうまく進めていくために
時間的に余裕のない方、引越し経験が乏しい方で最低必要なことを知りたい方へ
アパート退去で行う6つのポイント
業者選びで迷って困った方へ
プロの業者とアマの遺品整理業者の違いとは
相続した不動産を売却する前に必ず行っておきたいこと知りたい方へ
相続して家を売却する時の注意とは

お客さまの便宜を考慮して専門ページをご用意しております。

家の整理サポートチームのご案内

遺品整理では、スキル・知識を身に付けた専門チームのメンバーがお客さまのお世話を専属で行っております。ご供養のこと、遺品の買取のこと、相続放棄のこと、お部屋の明け渡しのことから作業の段取り進め方まで丁寧に相談・ご案内させていただいております。➡専門チームの詳細はこちらで